社会
ステークホルダー・エンゲージメント
適切な情報開示と相互コミュニケーションを図り、
ステークホルダーとの信頼構築に努めています。
基本方針/活動の実績
ESG活動を通じて企業の社会的責任を果たすことにより、
株主・お客様・従業員をはじめとするすべてのステークホルダーの皆様からの信頼を
確実なものとし、社会とともに持続的に発展していくことをめざします。

品質管理
- 関連するSDGs




安全・安定輸送を志向し、高品質な輸送商品のご提供をめざします。
基本方針
- お客様に信頼される輸送容器の提供
- ベストミックスな輸送システムの提案
品質向上への取り組み
容器メンテナンスの徹底や安全に配慮した輸送容器の提供により、品質向上に取り組んでいます。
石油輸送事業

年1回の「タンク車自主点検」により、タンク車のバルブ・内部状態・外装・パッキン等消耗品のメンテナンスを実施しています。
高圧ガス輸送事業

高圧ガス保安法に基づく容器再検査をグループ企業内でも行っています。
化成品輸送(国内)事業

建造から一定期間以上が経過し、外観の劣化が著しいコンテナについてはリファービッシュ※を行い、性能を維持しています。
※建造後15年経過を目途に、劣化した断熱材の取替え等の機能維持と経年による汚れが目立つ外装材の全面取替え・再塗装を行うことです。
化成品輸送(海外)事業

コンテナ上部の全面歩み板等の安全仕様の拡充や、国内外提携デポにおけるメンテナンスの品質チェックを定期的に行っています。
コンテナ輸送事業

お客様に綺麗なコンテナをご使用いただくため、定期的に外板の全面塗装等を行う、「重点整備」を実施しています。
品質管理委員会
品質管理意識向上に向けた諸活動
2023年度は、活動テーマを「国内輸送ならびに国際輸送における物流・ロジスティクスシステムの調査・研究」とし、他社生産拠点の見学、展示会参加を通じて、品質管理に関する意識の向上を図りました。
品質管理月間
2024年11月を、「品質管理月間」に定め、ポスター提示による周知のほか、経験の浅い社員の知識水準向上をめざし、輸送容器構造(コンテナ・ローリー)の再共有や点検方法、マニュアルの再確認を通じて、品質管理に関する啓発活動を実施しました。
| 石油部門 | 荷主向け説明資料を基に構造等について再共有(タンク車・ローリー) タンク車保守点検・修理作業基準の内容再確認、点検作業のポイントを確認 |
|---|---|
| 高圧ガス部門 | 教育用DVDの視聴、配管系統図を用いた荷卸手順の確認 乗務員または事務職向け安全教育研修への参加 |
| 化成品1部 | JR勉強会資料を使った発送前点検内容資料による構造の再確認 |
| 化成品2部 | 運用コンテナ点検期限管理の再確認 |
| コンテナ部 | 定期整備と運用除外の促進、交番検査について確認 JR輪軸問題を事例とした、点検重要性の共有 |
内部監査の実施
品質マネジメントシステムに基づく元請輸送手配の書面チェック
品質管理システムを導入している支店において、WEBを活用したリモートによる元請輸送の書面確認を実施しました。
人材
- 関連するSDGs





従業員の多様性を尊重しながら、安心して働くことができる職場づくりに取り組んでいます。
基本方針
- 従業員の「個の尊重」
- ワークライフバランスの充実
「個の尊重」を主題とした人権啓発の推進
従業員の多様性を重視し、一人ひとりが安心して働くことができるよう、人権問題に関するコンテンツの紹介など人権に関する啓発活動や、職場環境・人権に関するアンケート調査を行っています。また、入社間もない従業員に対しては、「キャリア面談」を実施し、定着支援やより良い職場づくりに取り組んでいます。
ワークライフバランスの充実に向けて
仕事と生活の両立支援として、子育てや介護をしながら、誰もが仕事と生活の調和がとれた働き方ができるよう、制度および職場環境の整備に努め、ワークライフバランスの充実に向けた取組みを着実に進めています。
柔軟な働き方と有給休暇取得推進
ワークライフバランスの実現に向けて、フレックスタイム制度や在宅勤務制度などを導入しています。育児や介護のために必要とする場合は、より取得しやすい制度としています。有給休暇取得推進についても取組みを行い、1人あたり平均の有給休暇取得率は継続的に70%前後を実現しています。

男性育児休業
2022年10月の改正育児休業法施行に伴い、育児休職規程の改定を実施し、出生時育児休業(産後パパ育休)を創設しました。この制度では育児休職とは別に、子の出生後8週間以内に4週間まで取得が可能(2回まで分けて取得が可能)で、積極的な制度活用をめざしています。
こころとからだの充実と健康管理
従業員の健康増進に向けた取組みとして、こころの健康管理を目的に、「ストレスチェック」を実施しています。からだの健康増進については、健康診断の完全実施に加え、一定の年齢に達した従業員に対し、脳疾患の早期発見や予防を目的に検査費用の補助制度を設けるなど、生活習慣病の予防や健康管理に積極的に取り組んでいます。また、「ウォーキングイベント」を年に2回開催し、従業員の健康に対する意識付けを行っています。
人材育成プログラムの充実
次代を担う若手社員の早期育成をさらに充実させ、かつ、従業員全体の専門能力を高めるために、OJT、OFF–JT、自己啓発支援を有機的に組み合わせるとともに、e–ラーニングも活用しながら教育の充実化に取り組んでいます。
新入社員研修

若手・中堅社員を対象とした集合研修

※枠内の図は左右にスクロールできます

社会貢献活動
- 関連するSDGs




社会とともに生きる企業グループとして、
日本石油輸送らしさを活かした社会貢献活動を進めます。
基本方針
日本石油輸送では、社会と共生することができる企業グループとして、
部門横断的なメンバーで構成される「社会貢献委員会」での議論・検討のもと、
社会貢献活動に取り組んでいます。
JOTグループの事業と関係が深く、主体性を発揮できる活動をめざして
- JOTグループらしさを活かすことができる社会貢献の実施
- 従業員が主体性を持って参加できる社会貢献の実施
- 社会の一員として、地域に根ざした社会貢献の実施
障がいがある方への支援活動

輸送事業に携わる企業グループとして、“視覚に障がいがある方が安全に歩けるように”との願いをこめて、盲導犬の育成・訓練・歩行指導を行っている「公益財団法人アイメイト協会」と「公益財団法人日本盲導犬協会」への支援を継続して行っています。
また、定期的に上記の協会を訪問し、訓練士の方から盲導犬について学び、アイマスクを着用して盲導犬との歩行等を実際に体験するなど、盲導犬の普及に向けた取組みへの理解を深める活動を行っています。
次代を担う子どもたちへの育成支援
わが国の将来を担う次世代の育成のために、子どもを交通事故から守る黄色い帽子、傘や学童用品等を本社・支店の地元の小学校へ寄贈する活動を長年にわたり継続して取り組んでいます。
子どもの貧困への支援

貧困状態にある子どもへの支援や調査に基づく政策提言等、総合的に子どもの貧困対策に取り組んでいる「公益財団法人あすのば」の活動に、2016年から支援を行っています。
環境保全活動
神奈川県が森林の豊かな恵みを次世代に引き継いでいくために取り組んでいる「かながわ水源の森林づくり」の「森林再生パートナー制度」に2011年から参加しています。本制度は森林を整備するための寄付だけではなく、間伐、下草刈り、枝打ち等の森林保全活動を従業員自らが体験することによって、森林のはたらきやその重要な役割に関する理解を深めています。


地域に根ざした社会貢献活動

事務所近隣地域の道路清掃活動等を継続して行っています。また、「目黒川みんなのイルミネーション」に協賛し、バイオディーゼル燃料にアップサイクルできる、使用済み食用油の寄付を行っています。

