クリーンロジスティクスプロジェクト

「脱炭素社会到来に備え、新規輸送事業への参画および輸送で発生するCO2の抑制を図ること」を目的とし、
液化水素、アンモニア、メチルシクロヘキサン(MCH)等、 さまざまなクリーンエネルギー輸送の
事業化に向けた調査・研究と、これらの電気自動車(EV)・燃料電池自動車(FCV)等の
クリーンエネルギーによる輸送に向けて取り組んでいます。

3つの取り組み

1.クリーンエネルギーの輸送

国内の水素普及に向けた取り組み

(1)水素・燃料電池戦略ロードマップ~水素社会実現に向けた産学官のアクションプラン~

「水素・燃料電池戦略ロードマップ」は2019年3月に発表された、2030年までに水素社会の実現を目ざすことを定めた「水素基本戦略」を達成するための、燃料電池自動車(FCV)の価格や水素の製造コスト等の具体的な数値目標を定めたものです。

(2)固定式水素ステーションへの配送

JOTグループでは、関東・中部・九州地区において、固定式水素ステーションへ圧縮水素トレーラーの配送を行っており、水素ステーションの普及に貢献しています。

固定式水素ステーションへの配送

(3)移動式水素ステーションへの配送および販売

関東圏地区では、移動式水素ステーションへの配送に加え、現地でお客様への販売業務も行っており、FCVの普及に貢献しています。

移動式水素ステーションへの配送および販売

液化アンモニアに関する取り組み

(1)導入・拡大に向けたロードマップ

アンモニアは、燃焼段階でCO2を排出せず、水素同様に「2050年カーボンニュートラル」実現に向けて、必要不可欠のエネルギーとして位置付けられています。

導入・拡大に向けたロードマップ
経済産業省の資料をもとに作成
導入・拡大に向けたロードマップ
経済産業省の資料をもとに作成

(2)クリーン燃料アンモニア協会への加入

CO2フリーのアンモニアに関する戦略、技術開発および社会実装に向けた業界動向の把握、情報収集のため、2021年5月にクリーン燃料アンモニア協会へ加入し、国際シンポジウム等に参加しています。

(3)高圧ガス輸送の実績

JOTグループでは、LPG(液化石油ガス)・LNG(液化天然ガス)・水素等、長年に渡って幅広く高圧ガスの輸送に携わってきたため、輸送面において、その豊富な知識・経験を活かすことが出来ます。

高圧ガス輸送の実績
高圧ガス輸送の実績
高圧ガス輸送の実績
高圧ガス輸送の実績
高圧ガス輸送の実績

2.クリーンな輸送手段

LNG(液化天然ガス)・FC(燃料電池)トラックの現状

各自動車メーカーにより、LNG燃料トラック、FCトラック等の実証実験が進められています。
JOTグループにおいても積極的に導入を目ざしていきます。

3.高圧ガスタンク製作

高圧ガスISOタンクコンテナの製作

当社は多種多様な化学製品を積載可能なタンクコンテナを保有・運用しており、現在、高圧ガスタンクコンテナのISO規格認証取得に向けて準備を行っています。

認証取得により、新たに高圧ガスの輸送ニーズにも応えることが可能となり、また、鉄道輸送を使用することで、CO2排出量の削減や近い将来に予測されるトラックドライバー不足への対応が可能となります。

高圧ガスISOタンクコンテナの製作