MCH輸送プロジェクト
既存の鉄道輸送インフラを有効活用した新エネルギーの輸送事業化に向けた活動を行っており、
特にメチルシクロヘキサン(MCH)ついては、エネルギー業界が進める取り組みに積極的に参画しています。
MCH輸送について
有機ケミカルハイドライド法
トルエンに水素を融合させ、メチルシクロヘキサン(MCH)を生成し、配送先で水素を取り出す方式です。
水素を取り出した後のトルエンは次の輸送に再利用します。

MCH方式の利点と特徴
- 長距離貯蔵・長距離輸送が可能
科学的に安定している、長距離輸送・貯蔵によるロスが極めて少ない、MCHを利用した水素の国家備蓄が可能 - 取り扱いが容易
常温常圧で液体 - 既存の石油流通インフラの利用が可能
危険物第4類一石油類(ガソリンと同類) - 水素貯蔵・輸送のリスクの低減
物性が安定しており、安全性が高い※脱水素後のトルエンも同様の特徴
MCH用鉄道タンク車輸送検討について
JOTグループの鉄道タンク車輸送について
1946年の設立以来、JOTグループは、ガソリン・軽油・灯油といった燃料油の鉄道タンク車輸送を担ってきた歴史があります。
MCH用鉄道タンク車輸送検討について
水素キャリア(貯蔵・輸送手段)の内、MCHは石油製品と特性が類似しており、既存の鉄道輸送インフラや当社が保有する石油タンク車を活用できる可能性があります。
JOTグループは、エネルギー業界の取り組みに積極的に参画し、新たなエネルギーであるMCHの輸送事業化を目ざします。
